【日高沙流川オートキャンプ場】釣りも星空も、全部ひっくるめて最高だった話。

北国の北海道も少しずつ暖かくなり、オッサン達の動きも活発になりつつある。
そろそろキャンプシーズンの到来。昨年に行った、お勧めのキャンプ紀行の一つをお届けしましょう。
■ 出発前から、ワクワクが止まらない
キャンプって、準備の段階から楽しい。
どのタープ持っていこうか、寝袋どうしようか、そんなことを考えてるだけで、ちょっと少年に戻る。
しかも今回は、釣り堀にも寄り道するプラン。
目的地は、北海道・日高町にある「日高沙流川オートキャンプ場」。
ここは噂によると、星空がとにかくすごいらしい。
「じゃあ、行くっきゃないでしょ。」
ってことで、早朝から車に荷物を積み込んで、いざ出発!
■ まずは「釣り堀仁世宇園」で腕試し!
高速を走り、日高町の手前で一旦ストップ。
立ち寄ったのは「釣り堀仁世宇園(にせうえん)」。
正直、ここがまた最高だった。
屋根付きの小屋と池、そこに釣り竿とバケツを渡されるだけのシンプルな世界。
けど、それがいい。
釣り堀で泳いでいるのはニジマスとサクラマス。
釣りを始めて10分。
「ビクッ!」と手に伝わる感触。
あっさりヒットしたのは、ピカピカのニジマス。

子どもたちも大興奮で、どんどん釣り上げていく。
釣れた魚はその場でから揚げにしてもらい、アツアツをいただく。

ニジマスの甘酢揚げ↑
これがもう、うまい。
衣がサクサク、中はふわふわ。
釣ったばかりの魚って、こんなに甘いんだな、と改めて実感。最高!!

ニジマスとサクラマスの素揚げ↑
小一時間、釣りと食に没頭したあとは、いよいよ本丸へ。
■ 日高沙流川オートキャンプ場に到着!
車をさらに走らせること30分。
見えてきたのは、緑に囲まれた広大なキャンプサイト。

日高沙流川オートキャンプ場。
事前に予約していた「バンガロー付きサイト」へ直行だ。

ここ、設備がめちゃくちゃ整っている。
各サイトに水道・BBQコンロ台完備。
バンガローにはコンセントもついてる。
キャンプ初心者でも安心できる場所だった。
テントを張る横で、バンガローもある贅沢仕様。
雨が降っても大丈夫、荷物の置き場所にも困らない。
やっぱり、これくらい“ちょうどいい”がオジサンには嬉しい。
■ タープを張って、BBQスタート!
まずはタープを張る。
今日の相棒は、鮮やかな柄入りタープ。
天気も上々、青空にタープが映える。

炭を起こして、昼の魚でまだ満たされていない腹を、今度は肉で満たす時間だ。
道中で仕入れた地元産の牛肉と野菜を、じっくり焼いていく。
外で食べるってだけで、なぜこんなにうまいんだろう。
子どもたちは走り回り、大人はダラダラしながら肉をつまむ。
これぞ、キャンプ。
■ 夕方、広がる芝生と山々の風景

夕暮れどき、芝生サイトから眺める風景がすごかった。
山々が夕日に染まり、空の色が刻々と変わる。
深呼吸すると、ほんのり木の香り。
あぁ、自然に包まれてるなあ、って全身で感じる瞬間だった。
サイトにはゆったりとした間隔がとられていて、隣のグループとの距離感もちょうどいい。
これもまた、ストレスフリーな理由のひとつ。
■ 夜は“宇宙に吸い込まれそうな星空”
日が落ちると、いよいよこのキャンプ場の本領発揮。
満天の星空が、どわーっと広がる。

はっきり言って、感動レベル。
星が多すぎて、どこ見たらいいかわからなくなる。
「宇宙に吸い込まれるって、こういうことか。」
そんな感覚すら覚えるほど。
バンガローの明かりと、夜空のコントラストもたまらない。
無言で見上げ続ける大人たち。

しばらくしてから、温かいコーヒー片手に焚き火タイム。
パチパチと薪がはぜる音を聞きながら、何を話すわけでもなく、ただ夜を過ごす。
贅沢って、こういう時間のことだと思う。
■ 翌朝のすがすがしさも格別
朝、早く目が覚めた。
テントの外に出ると、冷たい空気と澄んだ空。
周囲はまだ静かで、鳥の声だけが響いている。
コーヒーを淹れて、ひとり芝生に腰を下ろす。
昨日までの忙しさやら、考え事やら、全部どうでもよくなっていく。
これぞキャンプの魔法。
朝ごはんは、簡単にホットサンドとベーコンエッグ。
シンプルだけど、これがまた最高にうまい。
■ まとめ:また絶対来る。ここは間違いない。
釣り堀で釣って、食って、笑って。
キャンプ場では設営して、食べて、星を見て、また笑った。
何も特別なことはしていないのに、心が満たされる。
そんな時間がここにはあった。
「日高沙流川オートキャンプ場」、間違いなくリピート決定。
キャンプに慣れた人も、これから始めたい人も、どちらにも全力でおすすめできる場所だった。
オジサン、また少年に戻っちゃったな。